デレク チョービン。 ビンナガマグロ (ビンチョウマグロ)

【閲覧注意】鳥肌がとまらない ブツブツ恐怖症「トライポフォビア」 (バズフィード)

デレク チョービン

6月6日、フィラデルフィア市内の通りは大勢の人で埋めつくされていた。 アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんの死亡事件をきっかけにした、「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)」運動を支持するため集まった人々だ。 中でも目を引いたのが、ウェディングドレスとタキシードにそれぞれ身を包んだケリー・アン・ゴードンさんとマイケルさんのカップルだった。 結婚式に臨む直前、期せずして抗議デモに加わる形になった2人は、こぶしを挙げて連帯を示した。 二人は、挙式を前に正装したパートナーに初めて対面する、「ファーストルック」を済ませたところだった。 感動の瞬間を迎えた2人の姿は、黒人カップルの愛とブラックコミュニティの連帯を表す力強いシンボルと受け止められた。 たくさんの歓声と祝福の声があがる様子は、SNSやニュースで世界に広がっている。 出典: Instagram 新婦のケリー・アンさんはBuzzFeed Newsに対し、このように述べた。 「とても胸に迫る体験でした。 言葉で説明するのも難しいくらいです。 みんなが心を寄せていたのが愛なのか、抗議活動自体なのか、その両方だったのかはわかりませんが」 「これがブラックラブの一つの形だ、Black Lives Matterの形だという人もいて、私自身もそう実感していました」 ジャマイカで生まれ育った産婦人科医のケリー・アンさんと、カリブ人のルーツを持つIT専門職の新郎マイケルさんは、交際して5年ほどになる。 フィラデルフィア在住の2人は、もともと5月にニュージャージー州で結婚式を挙げる予定だった。 しかし、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた。 医療の現場に立つケリー・アンさんは、式が予定通りにできないことを早い時点で理解していた。 しかし1年近く準備してきた大切なイベントを延期せざるを得なくなり、落胆していたという。 「医師として、感染症の流行であらゆる事情が変わっていくのを目の当たりにしました。 結婚式には、国外からも多数招待していました」 「3月に海外からの入国禁止措置が決まったとき、式の延期について具体的に話し合いを始めました」 当初は、場所とスタッフは変えず、挙式を来年6月に延期する案が出ていた。 そこへ、地元フィラデルフィアのホテル「ローガン」が、新型コロナの影響で挙式できなくなったカップルに無料で場所を提供する企画を打ち出した。 小人数で結婚式を挙げられると聞き、二人は応募することにした。 「彼は以前から、正式に結婚することを優先して、お祝いの集まりは後に開けばいいと言っていました。 でも、私は全部一緒にやりたかったんです」 「(新型コロナウイルスの)パンデミックは現実的な問題です。 この先も第2波、第3波が来るかもしれない。 そう思うと、2週間後にやろうと決断できました」 ホテルは2つの日程を候補にあげ、ケリーアンさんは6月6日を選んだ。 すぐさま家族、司式者、カメラマンに連絡して、2週間後の挙式に向け準備を始めた。 ケリー・アンさんは当時の状況について、このように語る。 「こんな展開になるとは、家族も知りませんでした。 ライブ中継に使うZoomの設定すらしていませんでした」 「近しい人の前で、静かに結婚の誓いをするのが希望でした。 挙式も中止にするつもりはなく、単に延期するという話でした。 でもお互いへの愛は先延ばしにしたくないと思ったのです」 ところが何の運の巡り合わせか、小規模で行うはずだった式に、少しの懸念が生じる。 前日の夜になって、挙式当日に市内で抗議デモが行われることがわかったのだ。 会場のホテルはデモ行進のルート上にあった。 市内の道路やハイウェイが閉鎖されると知り、2人は当日の早朝、市外から来るゲストにあわてて電話をかけ、式に間に合うように市内へ入ることを伝えた。 今回の司式者を務めたロクサーン・バーチフィールド牧師は、当時をこのように振り返る。 「会場のホテルへ向かう途中、ハイウェイの閉鎖が始まっていました。 ちゃんと結婚式を執り行えるのか不安でした」 「当日は、すべてが通常とは違いました。 その日のハイライトは、新郎新婦のファーストルックでした」 「いろいろと大変な日だったので、(新郎が新婦の姿を目にした)あの場面が広く拡散してこういう形で話題になり、報われた気持ちでした」 ちなみにバーチフィールド牧師は、Netflixの恋愛リアリティ番組『ラブ・イズ・ブラインド』でも結婚式を司式している。 バーチフィールド牧師は1年ほど前から、2人と一緒に式の準備を進めてきた。 1年延期せずに、結婚の誓いだけでもしてはどうかと提案したのも牧師だった。 式の直前、通りで歓声があがった。 外では、デモ参加者らが口々に花嫁のケリーアンさんに祝福の声をかけていた。 ほどなく新郎のマイケルさんも現れ、バーチフィールド牧師は「これは残しておくべき瞬間だ」と感じたという。 「これは記録に残しておかなくちゃ、とすぐに思いました。 形に残しておかないと伝わらないなと」 「色々な受け止め方ができますが、私には非常に象徴的で大きな意味のある場面に見えました。 抗議者の士気を高め、抗議活動に希望をもたらすものでした。 黒人の命の尊重を訴える声は、家族とコミュニティの間からあがったのですから」 多少の緊張はあったものの、2人の結婚式と大規模な抗議デモが同じ日に重なったのは「しったりくる最高の巡り合わせ」だったと牧師は言う。 「希望の象徴、平和の象徴、ブラックコミュニティに対する正義の象徴でした。 あの時あの場所で、言葉にしなくても、居合わせた一人ひとりがそれらを感じていたと思います」 地元テレビ局のツイート「ジョージ・フロイド氏の死を受けて、人種差別と警察に対する抗議のため、フィラデルフィアに何千人もの人が押し寄せています。 美術館から大聖堂の広範に渡って、デモ隊が集まっています」 ケリー・アンさんはこのように語る。 「フィラデルフィアは『兄弟愛の町』と言われます。 数には力があり、たくさんの人が集まればメッセージを伝える力になります」 「パンデミックのさなかでも、ベッドを出て、家から出て、みんなで集まって前向きにひとつになる。 後ろ向きで消極的な姿勢はありません。 すばらしい光景でした」 「フィラデルフィアを、抗議の声をあげた人を、心から誇りに思います。 人々が掲げたプラカードのひとつひとつ、発信した言葉のひとつひとつを誇りに思います」 今回の抗議運動とそのメッセージは、2人の特別な日に確かに刻み込まれた。 「私を誇り高い女性にしてくれたこの黒人男性と、私は新しい人生を歩き出そうとしています。 今回の出来事はそれを象徴する、これまでの人生で最高の体験です」 「この瞬間を彼と分かち合えたこと、2人の人生と2人の未来を祝福したこと、この抗議運動に込められたすべてが、どれも私たちにとってかけがえのないものです。 私たちはそれを体験でき、実感したのです」 この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:石垣賀子 / 編集:BuzzFeed Japan 外部リンク 藻類のミドリムシを使ったバイオ燃料や食品、化粧品などの開発を進めるユーグレナ(本社・東京都港区、出雲充社長)が、飲料の商品ラインアップからペットボトルを9月から全廃することを決めた。 同社が6月29日、発表した。 あわせて2021年中に、商品に使われる石油由来プラスチックを半減するという。 同社で社長、副社長に次ぐナンバー3のポスト、CFO(最高未来責任者)を務める高校3年生の小澤杏子さん(18)が、仲間8人とともに取締役会に示した提言を受け入れたという。 小澤さんは同社が2019年に行った公募でCFOに選ばれた。 ペットボトル飲料は、同社の主力商品の一つ。 パッケージが変われば売り上げに影響が出るリスクもある。 なぜ、高校生の提言を受け入れたのか。 小澤杏子CFO。 都内の高校に通う3年生だ。 高校生CFO誕生の背景は ユーグレナは2005年、東京大学発のベンチャーとして発足した。 東大農学部出身の出雲充社長が、様々な可能性を持つ素材としてミドリムシの培養技術を確立。 石垣島で培養されるミドリムシを使った商品の開発を進めている。 バイオ技術で地球環境を改善することを基本ミッションの一つとする。 ミドリムシを使った飲料や食品、化粧品をつくり、利益をバングラデシュの貧しい人々の栄養改善プロジェクトやバイオディーゼル燃料の開発につぎ込む。 企業理念を大事にし、短期的利益は追わないという、成長一辺倒型の企業とは異なる経営方針を取る。 バイオディーゼル燃料の実用化は完成し、横浜市内を走る路線バスなどで採用されている。 しかし永田暁彦副社長は、ある問題に気づいたという。 「会社と地球の未来のことを決めるのに、未来を生きる当事者がいないのは、おかしい。 未来を生きる主役の子どもたちこそに、考えてもらうべきではないか」 永田さんはこれまで自ら背負ってきたCFO(最高財務責任者=チーフ・フィナンシャル・オフィサー)の看板を下ろした。 CFOを「最高未来責任者=チーフ・フューチャー・オフィサー」に書き換え、18歳以下限定で公募することにした。 「行動で示せる人間になりたい」 小澤さんは高校で、友人らとともにフラボノイドと腸内細菌の研究をして学校内外の賞を受賞するなど、バイオ技術に関心が深い。 そして「既に地球は危機に晒されているのに、みんなが行動できないのはなぜか」という問題意識を持っていた。 2019年夏、CFO公募の新聞広告を見た。 「環境を良くしようと訴えるだけでなく、行動で示せる人間になりたい」「高校生にしかない視点、大人になったらだん薄れてしまう視点や、身の回りから見た視点があると思う。 私にしかない視点から、新しい提案を、この企業にしてみたいと思った」 公募に手を挙げ、CFOに選ばれた。 同時に選出された18歳以下のサミットメンバー8人とともに、同社の経営状況が「人と地球を健康にする」という経営理念に沿っているかどうかを調査し、未来に向けた提言を行う職務を担うことになった。 会社法上の「役員」ではないが、社内では「ナンバー3」としての地位を保障されている。 任期は1年だ。 2019年10月の就任時、小澤さんはBuzzFeed Newsの取材にこう語っている。 「サミットメンバーと、日本人は問題意識はあるけど行動には移さないよね、という話をしたんです」 「何かを変えたいという気持ちがあるのかも知れないけど、私1人では変えられないという思いがあるのかもしれない。 その意識改善ができていけば、もうちょっと日本全体がまとまりが持てるのかな、と思います」 増えるペットボトル飲料 飲料メーカーでつくる全国清涼飲料連合会の統計では2019年、飲料の容器の75%をペットボトルが占めた。 またこの10年、瓶詰めや缶の飲料の生産量は減少傾向にある一方、ペットボトルは伸び続けてきた。 清涼飲料連合会などでつくる「PETボトルリサイクル推進協議会」によると、日本のペットボトル回収率はここ10年、年々80%を超えており、欧州の40%台、米国の20%台に比べれば、遙かに高い。 回収されたボトルは樹脂シートや繊維、ペットボトルの再生産などにリサイクルされている。 とはいえ、いま使われているペットボトルがすべてリサイクル品というわけではなく、生産には新たな石油が必要だ。 また、ユーグレナ社のまとめでは、世界のプラスチック生産量は約3億トン。 その3割はゴミとして処理されず、土地や海洋を汚染しているという。 日本では1人あたり年間70キロのプラスチックを捨てている。 環境問題が「自分ごと化」しにくいなら、どうするか 近年の猛暑や豪雨、巨大台風などで、地球温暖化はすでに私たちの暮らしに大きな影響を与え、水害や熱中症などで多くの生命が奪われる状況となっている。 世界各国では、スウェーデンの高校生グレタ・トゥンベリさんの呼びかけに応えて100万人以上の若者が気候変動に対策を取ることを求めるデモに参加するようになった。 しかし、学校側が生徒にデモ参加を薦めるまで盛り上がりを見せたカナダなど各国と比べれば、日本はまだ、静かだ。 小澤さんが学校に通うかたわら、8人の仲間と社内の状況を調べ、話し合った。 その結果として浮かんだのは、日本社会では、環境問題を自分のこととして考えにくい状況にある、ということだ。 そこで、「環境問題を自分ごと化するのが難しいのであれば、『消費者が意識せずとも環境に配慮した行動をとれる仕組み』を企業が構築するべきだ」という提言をまとめ、2020年3月の取締役会で示した。 取締役会で出雲充社長(左から2番目)らに提言する小澤さん これを受け、消費者が意識せずとも、手にした商品がすでに環境に配慮されているという状況をどうつくるか、具体化を社内で検討した。 その第一弾が、9月の商品リニューアルに合わせ、飲料からペットボトルを全廃することだ。 紙パックに置き換える。 これにより、容器を一つ生産する時に出るCo2量を、約7分の1にできるという。 あわせて、同社の通販サイトでは購入時、飲料商品にストローをつけるか、つけないかを消費者が選べるようにする。 また、売り上げを伸ばしている化粧品部門でも容器や商品ラインアップの見直しを進め、全体として同社が商品に使う石油由来のプラスチックを、2021年中に半減させることにした。 しがらみ抜きの理想が大人を動かす 社内にしがらみがない小澤CFOらによる「本当に今の経営は『人と地球を健康にする』という理念に沿っているのか」という提言は、社内でどう受け止められたのか。 ペットボトル商品はこれまで、同社の飲料売り上げの35%以上を占めていた。 商品のパッケージや大きさが変われば、スーパーなどで陳列の位置が変わり、売り上げに影響が出る可能性も否定はできない。 BuzzFeed Newsの取材に応じた担当社員の1人は「主力商品が環境に良くないという罪悪感は、薄々あった。 しかし売り上げのインパクトが大きく、なかなか行動に移せなかった。 そこを、CFOに後押ししてもらった」と語る。 永田副社長は「私達の理念から考えれば、ペットボトルの商品をCFOの提言の結果として実行するまで販売を継続していたこと自体が、情けない」と振り返る。 「2021年のプラスチック量半減は必ず達成する。 信念を持って手を上げ参加してきた彼女たちは、私達に、恥ずかしい経営はできないという意志を与えている」 環境への配慮が当たり前となる世界を 小澤CFOはこうコメントした。 「提言の結果、ユーグレナ社では、環境問題に直結した身近な存在であるプラスチックを最初のステップと考え、既存のペットボトル商品全廃をはじめ石油由来プラスチック削減に向けた施策の決定や検討に繋がっています」 「しかし、ユーグレナ社だけが環境に配慮した行動を起こしたとしても、世界は変わりません。 環境に配慮した行動が他企業にも波及し、環境に配慮した行動が当たり前となる世界を実現していきたいです」 外部リンク.

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ビンナガマグロ (ビンチョウマグロ)

デレク チョービン

6月6日、フィラデルフィア市内の通りは大勢の人で埋めつくされていた。 アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんの死亡事件をきっかけにした、「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)」運動を支持するため集まった人々だ。 中でも目を引いたのが、ウェディングドレスとタキシードにそれぞれ身を包んだケリー・アン・ゴードンさんとマイケルさんのカップルだった。 結婚式に臨む直前、期せずして抗議デモに加わる形になった2人は、こぶしを挙げて連帯を示した。 二人は、挙式を前に正装したパートナーに初めて対面する、「ファーストルック」を済ませたところだった。 感動の瞬間を迎えた2人の姿は、黒人カップルの愛とブラックコミュニティの連帯を表す力強いシンボルと受け止められた。 たくさんの歓声と祝福の声があがる様子は、SNSやニュースで世界に広がっている。 出典: Instagram 新婦のケリー・アンさんはBuzzFeed Newsに対し、このように述べた。 「とても胸に迫る体験でした。 言葉で説明するのも難しいくらいです。 みんなが心を寄せていたのが愛なのか、抗議活動自体なのか、その両方だったのかはわかりませんが」 「これがブラックラブの一つの形だ、Black Lives Matterの形だという人もいて、私自身もそう実感していました」 ジャマイカで生まれ育った産婦人科医のケリー・アンさんと、カリブ人のルーツを持つIT専門職の新郎マイケルさんは、交際して5年ほどになる。 フィラデルフィア在住の2人は、もともと5月にニュージャージー州で結婚式を挙げる予定だった。 しかし、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた。 医療の現場に立つケリー・アンさんは、式が予定通りにできないことを早い時点で理解していた。 しかし1年近く準備してきた大切なイベントを延期せざるを得なくなり、落胆していたという。 「医師として、感染症の流行であらゆる事情が変わっていくのを目の当たりにしました。 結婚式には、国外からも多数招待していました」 「3月に海外からの入国禁止措置が決まったとき、式の延期について具体的に話し合いを始めました」 当初は、場所とスタッフは変えず、挙式を来年6月に延期する案が出ていた。 そこへ、地元フィラデルフィアのホテル「ローガン」が、新型コロナの影響で挙式できなくなったカップルに無料で場所を提供する企画を打ち出した。 小人数で結婚式を挙げられると聞き、二人は応募することにした。 「彼は以前から、正式に結婚することを優先して、お祝いの集まりは後に開けばいいと言っていました。 でも、私は全部一緒にやりたかったんです」 「(新型コロナウイルスの)パンデミックは現実的な問題です。 この先も第2波、第3波が来るかもしれない。 そう思うと、2週間後にやろうと決断できました」 ホテルは2つの日程を候補にあげ、ケリーアンさんは6月6日を選んだ。 すぐさま家族、司式者、カメラマンに連絡して、2週間後の挙式に向け準備を始めた。 ケリー・アンさんは当時の状況について、このように語る。 「こんな展開になるとは、家族も知りませんでした。 ライブ中継に使うZoomの設定すらしていませんでした」 「近しい人の前で、静かに結婚の誓いをするのが希望でした。 挙式も中止にするつもりはなく、単に延期するという話でした。 でもお互いへの愛は先延ばしにしたくないと思ったのです」 ところが何の運の巡り合わせか、小規模で行うはずだった式に、少しの懸念が生じる。 前日の夜になって、挙式当日に市内で抗議デモが行われることがわかったのだ。 会場のホテルはデモ行進のルート上にあった。 市内の道路やハイウェイが閉鎖されると知り、2人は当日の早朝、市外から来るゲストにあわてて電話をかけ、式に間に合うように市内へ入ることを伝えた。 今回の司式者を務めたロクサーン・バーチフィールド牧師は、当時をこのように振り返る。 「会場のホテルへ向かう途中、ハイウェイの閉鎖が始まっていました。 ちゃんと結婚式を執り行えるのか不安でした」 「当日は、すべてが通常とは違いました。 その日のハイライトは、新郎新婦のファーストルックでした」 「いろいろと大変な日だったので、(新郎が新婦の姿を目にした)あの場面が広く拡散してこういう形で話題になり、報われた気持ちでした」 ちなみにバーチフィールド牧師は、Netflixの恋愛リアリティ番組『ラブ・イズ・ブラインド』でも結婚式を司式している。 バーチフィールド牧師は1年ほど前から、2人と一緒に式の準備を進めてきた。 1年延期せずに、結婚の誓いだけでもしてはどうかと提案したのも牧師だった。 式の直前、通りで歓声があがった。 外では、デモ参加者らが口々に花嫁のケリーアンさんに祝福の声をかけていた。 ほどなく新郎のマイケルさんも現れ、バーチフィールド牧師は「これは残しておくべき瞬間だ」と感じたという。 「これは記録に残しておかなくちゃ、とすぐに思いました。 形に残しておかないと伝わらないなと」 「色々な受け止め方ができますが、私には非常に象徴的で大きな意味のある場面に見えました。 抗議者の士気を高め、抗議活動に希望をもたらすものでした。 黒人の命の尊重を訴える声は、家族とコミュニティの間からあがったのですから」 多少の緊張はあったものの、2人の結婚式と大規模な抗議デモが同じ日に重なったのは「しったりくる最高の巡り合わせ」だったと牧師は言う。 「希望の象徴、平和の象徴、ブラックコミュニティに対する正義の象徴でした。 あの時あの場所で、言葉にしなくても、居合わせた一人ひとりがそれらを感じていたと思います」 地元テレビ局のツイート「ジョージ・フロイド氏の死を受けて、人種差別と警察に対する抗議のため、フィラデルフィアに何千人もの人が押し寄せています。 美術館から大聖堂の広範に渡って、デモ隊が集まっています」 ケリー・アンさんはこのように語る。 「フィラデルフィアは『兄弟愛の町』と言われます。 数には力があり、たくさんの人が集まればメッセージを伝える力になります」 「パンデミックのさなかでも、ベッドを出て、家から出て、みんなで集まって前向きにひとつになる。 後ろ向きで消極的な姿勢はありません。 すばらしい光景でした」 「フィラデルフィアを、抗議の声をあげた人を、心から誇りに思います。 人々が掲げたプラカードのひとつひとつ、発信した言葉のひとつひとつを誇りに思います」 今回の抗議運動とそのメッセージは、2人の特別な日に確かに刻み込まれた。 「私を誇り高い女性にしてくれたこの黒人男性と、私は新しい人生を歩き出そうとしています。 今回の出来事はそれを象徴する、これまでの人生で最高の体験です」 「この瞬間を彼と分かち合えたこと、2人の人生と2人の未来を祝福したこと、この抗議運動に込められたすべてが、どれも私たちにとってかけがえのないものです。 私たちはそれを体験でき、実感したのです」 この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:石垣賀子 / 編集:BuzzFeed Japan 外部リンク 藻類のミドリムシを使ったバイオ燃料や食品、化粧品などの開発を進めるユーグレナ(本社・東京都港区、出雲充社長)が、飲料の商品ラインアップからペットボトルを9月から全廃することを決めた。 同社が6月29日、発表した。 あわせて2021年中に、商品に使われる石油由来プラスチックを半減するという。 同社で社長、副社長に次ぐナンバー3のポスト、CFO(最高未来責任者)を務める高校3年生の小澤杏子さん(18)が、仲間8人とともに取締役会に示した提言を受け入れたという。 小澤さんは同社が2019年に行った公募でCFOに選ばれた。 ペットボトル飲料は、同社の主力商品の一つ。 パッケージが変われば売り上げに影響が出るリスクもある。 なぜ、高校生の提言を受け入れたのか。 小澤杏子CFO。 都内の高校に通う3年生だ。 高校生CFO誕生の背景は ユーグレナは2005年、東京大学発のベンチャーとして発足した。 東大農学部出身の出雲充社長が、様々な可能性を持つ素材としてミドリムシの培養技術を確立。 石垣島で培養されるミドリムシを使った商品の開発を進めている。 バイオ技術で地球環境を改善することを基本ミッションの一つとする。 ミドリムシを使った飲料や食品、化粧品をつくり、利益をバングラデシュの貧しい人々の栄養改善プロジェクトやバイオディーゼル燃料の開発につぎ込む。 企業理念を大事にし、短期的利益は追わないという、成長一辺倒型の企業とは異なる経営方針を取る。 バイオディーゼル燃料の実用化は完成し、横浜市内を走る路線バスなどで採用されている。 しかし永田暁彦副社長は、ある問題に気づいたという。 「会社と地球の未来のことを決めるのに、未来を生きる当事者がいないのは、おかしい。 未来を生きる主役の子どもたちこそに、考えてもらうべきではないか」 永田さんはこれまで自ら背負ってきたCFO(最高財務責任者=チーフ・フィナンシャル・オフィサー)の看板を下ろした。 CFOを「最高未来責任者=チーフ・フューチャー・オフィサー」に書き換え、18歳以下限定で公募することにした。 「行動で示せる人間になりたい」 小澤さんは高校で、友人らとともにフラボノイドと腸内細菌の研究をして学校内外の賞を受賞するなど、バイオ技術に関心が深い。 そして「既に地球は危機に晒されているのに、みんなが行動できないのはなぜか」という問題意識を持っていた。 2019年夏、CFO公募の新聞広告を見た。 「環境を良くしようと訴えるだけでなく、行動で示せる人間になりたい」「高校生にしかない視点、大人になったらだん薄れてしまう視点や、身の回りから見た視点があると思う。 私にしかない視点から、新しい提案を、この企業にしてみたいと思った」 公募に手を挙げ、CFOに選ばれた。 同時に選出された18歳以下のサミットメンバー8人とともに、同社の経営状況が「人と地球を健康にする」という経営理念に沿っているかどうかを調査し、未来に向けた提言を行う職務を担うことになった。 会社法上の「役員」ではないが、社内では「ナンバー3」としての地位を保障されている。 任期は1年だ。 2019年10月の就任時、小澤さんはBuzzFeed Newsの取材にこう語っている。 「サミットメンバーと、日本人は問題意識はあるけど行動には移さないよね、という話をしたんです」 「何かを変えたいという気持ちがあるのかも知れないけど、私1人では変えられないという思いがあるのかもしれない。 その意識改善ができていけば、もうちょっと日本全体がまとまりが持てるのかな、と思います」 増えるペットボトル飲料 飲料メーカーでつくる全国清涼飲料連合会の統計では2019年、飲料の容器の75%をペットボトルが占めた。 またこの10年、瓶詰めや缶の飲料の生産量は減少傾向にある一方、ペットボトルは伸び続けてきた。 清涼飲料連合会などでつくる「PETボトルリサイクル推進協議会」によると、日本のペットボトル回収率はここ10年、年々80%を超えており、欧州の40%台、米国の20%台に比べれば、遙かに高い。 回収されたボトルは樹脂シートや繊維、ペットボトルの再生産などにリサイクルされている。 とはいえ、いま使われているペットボトルがすべてリサイクル品というわけではなく、生産には新たな石油が必要だ。 また、ユーグレナ社のまとめでは、世界のプラスチック生産量は約3億トン。 その3割はゴミとして処理されず、土地や海洋を汚染しているという。 日本では1人あたり年間70キロのプラスチックを捨てている。 環境問題が「自分ごと化」しにくいなら、どうするか 近年の猛暑や豪雨、巨大台風などで、地球温暖化はすでに私たちの暮らしに大きな影響を与え、水害や熱中症などで多くの生命が奪われる状況となっている。 世界各国では、スウェーデンの高校生グレタ・トゥンベリさんの呼びかけに応えて100万人以上の若者が気候変動に対策を取ることを求めるデモに参加するようになった。 しかし、学校側が生徒にデモ参加を薦めるまで盛り上がりを見せたカナダなど各国と比べれば、日本はまだ、静かだ。 小澤さんが学校に通うかたわら、8人の仲間と社内の状況を調べ、話し合った。 その結果として浮かんだのは、日本社会では、環境問題を自分のこととして考えにくい状況にある、ということだ。 そこで、「環境問題を自分ごと化するのが難しいのであれば、『消費者が意識せずとも環境に配慮した行動をとれる仕組み』を企業が構築するべきだ」という提言をまとめ、2020年3月の取締役会で示した。 取締役会で出雲充社長(左から2番目)らに提言する小澤さん これを受け、消費者が意識せずとも、手にした商品がすでに環境に配慮されているという状況をどうつくるか、具体化を社内で検討した。 その第一弾が、9月の商品リニューアルに合わせ、飲料からペットボトルを全廃することだ。 紙パックに置き換える。 これにより、容器を一つ生産する時に出るCo2量を、約7分の1にできるという。 あわせて、同社の通販サイトでは購入時、飲料商品にストローをつけるか、つけないかを消費者が選べるようにする。 また、売り上げを伸ばしている化粧品部門でも容器や商品ラインアップの見直しを進め、全体として同社が商品に使う石油由来のプラスチックを、2021年中に半減させることにした。 しがらみ抜きの理想が大人を動かす 社内にしがらみがない小澤CFOらによる「本当に今の経営は『人と地球を健康にする』という理念に沿っているのか」という提言は、社内でどう受け止められたのか。 ペットボトル商品はこれまで、同社の飲料売り上げの35%以上を占めていた。 商品のパッケージや大きさが変われば、スーパーなどで陳列の位置が変わり、売り上げに影響が出る可能性も否定はできない。 BuzzFeed Newsの取材に応じた担当社員の1人は「主力商品が環境に良くないという罪悪感は、薄々あった。 しかし売り上げのインパクトが大きく、なかなか行動に移せなかった。 そこを、CFOに後押ししてもらった」と語る。 永田副社長は「私達の理念から考えれば、ペットボトルの商品をCFOの提言の結果として実行するまで販売を継続していたこと自体が、情けない」と振り返る。 「2021年のプラスチック量半減は必ず達成する。 信念を持って手を上げ参加してきた彼女たちは、私達に、恥ずかしい経営はできないという意志を与えている」 環境への配慮が当たり前となる世界を 小澤CFOはこうコメントした。 「提言の結果、ユーグレナ社では、環境問題に直結した身近な存在であるプラスチックを最初のステップと考え、既存のペットボトル商品全廃をはじめ石油由来プラスチック削減に向けた施策の決定や検討に繋がっています」 「しかし、ユーグレナ社だけが環境に配慮した行動を起こしたとしても、世界は変わりません。 環境に配慮した行動が他企業にも波及し、環境に配慮した行動が当たり前となる世界を実現していきたいです」 外部リンク.

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【黒人暴行死・デモ】警官と被害者は知り合いだった!? 計画殺人疑惑、解剖医がエプスタイン担当者、 Qアノンの思惑…!

デレク チョービン

米ミネソタ州ヘネピン郡刑務所が公開(2020年6月3日作成)。 【AFP=時事】(写真追加)米ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)で警察に拘束された黒人男性が死亡した事件で、逮捕された白人の元警官の容疑が第2級殺人に切り替えられ、さらに同僚だった元警官3人も訴追されたことが、3日に公表された裁判所文書から明らかになった。 米ミネソタ州ヘネピン郡刑務所が公開(2020年5月31日入手)。 先月25日に起きた事件では、偽造紙幣でたばこを購入しようとした疑いで警察に拘束されたジョージ・フロイド(George Floyd)さんが死亡。 全米各地では事件を受け、米社会にしみ込んだ人種差別と警察の暴行に抗議するデモが巻き起こった。 事件に関与した警察官4人のうち、フロイドさんの首を膝で押さえつけたデレク・ショービン(Derek Chauvin)容疑者は先週、過失致死に近い罪である第3級殺人で訴追されていた。 ミネソタ州選出のエーミー・クロブシャー(Amy Klobuchar)上院議員はツイッター(Twitter)への投稿で「ミネソタ州のキース・エリソン(Keith Ellison)司法長官は、ジョージ・フロイドさん殺害でデレク・ショービン容疑者を第2級殺人で訴追し、さらに残る(元)警官3人も訴追する。 これは、司法にとって重要な一歩だ」と表明した。 第2級殺人は計画性がない殺人を意味し、第3級殺人よりも重い罪となる。 裁判所文書によると、残る3人は第2級殺人の教唆・ほう助で訴追された。 フロイドさんの家族はこれを受け、元警官4人訴追の知らせは「喜びと苦しみが入り交じった瞬間」だったと表明。 「正義に向けた道のりの重大な一歩であり、ジョージ・フロイドの埋葬前に、この重要な措置が取られたことを喜ばしく思う」とし、デモ参加者に対し「平和的な方法で変化を求める声を上げる」よう呼び掛けた。

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