怒り 映画。 怒りの葡萄 (映画)

怒りのレビュー・感想・評価

怒り 映画

CONTENTS• 映画『怒り』の作品情報 公開 2016年(日本) 監督 李 相日 キャスト 渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、妻夫木聡、宮崎あおい 作品概要 『悪人』に続き、吉田修一の小説を李相日監督が映画化した群像ミステリードラマ。 第40回日本アカデミー賞ノミネート作品。 新人俳優賞 受賞 — 佐久本宝 最優秀助演男優賞 受賞 — 妻夫木聡 映画『怒り』のあらすじとネタバレ C 2016 映画「怒り」製作委員会 八王子夫婦殺害事件 ある猛暑日。 八王子で夫婦が殺害される事件が起こります。 現場には「怒」と壁に血文字で書かれたメッセージが残されていました。 被疑者である山神一也は逃走中であり、事件から1年が経過しても見つかりませんでした。 その事件から1年後。 報道番組で八王子夫婦殺害事件を取り上げます。 新宿の歌舞伎町で目撃情報があった事から、犯人は女装をして逃走を続けていると仮定して、山神一也の指名手配の写真の中に、女装をした合成写真を公開しました。 一方、山神一也の家に捜査で訪れていた刑事・南條(ピエール瀧)は、犯人の異常性を垣間見ていました。 大量のカップ麺やコンビニ弁当、缶コーヒーのゴミ。 壁全体には広告。 それに書かれていたのは、山神が日常で感じた大量のつぶやき。 素性の知れない男たち C 2016 映画「怒り」製作委員会 ー千葉ー 千葉の漁港で働く慎洋平(渡辺謙)は、3ヶ月前に家出をしていた慎愛子(宮崎あおい)を新宿歌舞伎町で見つけ、連れて帰ろうとしていました。 愛子は歌舞伎町の風俗店で働いていてました。 真面目な性格から客のどんな要求でも必死に答えようとしていた愛子は洋平が来た時には、精神的に大きなダメージを負っていました。 8年前に妻を亡くしてから、洋平が男手一つで育てて来た愛娘でした。 千葉の港町に戻って来た愛子は、洋平の元で働いていた田代(松山ケンイチ)と出会います。 いつしか2人は親しくなり、デートを重ね、だんだんと惹かれ合っていくのでした。 田代は2ヶ月前から働き始めた時給800円のアルバイト。 千葉へ来る前は、各地を転々としていた素性の知れない男で、自分の1人娘と交際する田代に対して、洋平は心のどこかでまだ応援することは出来ずにいました。 ー東京ー ある夜、ゲイの発展場にて、藤田優馬(妻夫木聡)と大西直人(綾野剛)は出会い、交わります。 直人は東京へ来たばかりで、知り合いの家を転々としている事を知った優馬は自分の家に呼びました。 始めは、直人が来るのは夜だけでしたが、優馬が体調の悪そうな表情を浮かべる直人に対して、昼間も家にいる事を提案します。 「まだお前を信用してないから、盗みがあったら通報するぞ」と優馬は言います。 しかし何も言わない直人に対して、「疑っているんだぞ、なんか言えよ」と続けると、直人は「疑っているんじゃなくて信じたいんだろ。 信じてくれて、ありがとう。 」と言います。 それから一緒に暮らし始め、優馬は前よりも少し早く帰宅して来るようになりました。 ー沖縄ー 沖縄の無人島に、小宮山泉(広瀬すず)と同級生の知念辰哉(佐久本宝)は来ていました。 最近、母親の都合で沖縄に越して来た肌の白さが目立つ女子高校生・泉は無人島の海、木々などの自然に魅了されていました。 泉は無人島の奥の方で見つけた廃墟にて、そこで暮らしていた田中(森山未來)と出会います。 この場所に来たのは数日前で、この辺りをふらふら1人旅しているのだと言います。 そして泉に自分がいる事は黙っていてほしいとお願いするのでした。 信頼 C 2016 映画「怒り」製作委員会 ー千葉ー 愛子と田代の交際は進み、2人は小さなアパートを借りて暮らすのでした。 漁港で真面目に働く田代に洋平は少しの信頼を置いてはいたが、愛子との交際を未だに応援する事は出来ずにいました。 素性の知れない田代の真相を調べるべく、洋平は千葉に来る前働いていたペンションへと向かいます。 そこで田代が前の職場では高橋という名前で働いていた事を知ります。 千葉に帰り、愛子に伝えると、愛子は身体を震わせながら田代の過去の話をしました。 田代が大学生の時に父親が作った借金の返済からずっと逃げているのだ、と。 ですが、愛子は騙されているのではないかと洋平の不信感は募るばかりでした。 ある夜、洋平がテレビを見ていると八王子夫婦殺害事件の特集番組がやっていて、その犯人と田代が似ていた事から、愛子にそれを告げます。 愛子も洋平も田代が殺人犯ではないかと疑い始めます。 ー東京ー 優馬の母・貴子(原日出子)が入院するホスピスに直人を連れて行きました。 直人は貴子とも打ち解けて、優馬が昼間仕事でいない時も貴子に付き添う事になり、貴子が亡くなった時も直人が貴子の隣にいてくれたのです。 その頃、優馬の知人宅に連続して、空き巣が入る事件が起こります。 それから直人に対する不安は募り始めます。 翌日、優馬は直人を中目黒のカフェで若い女性と話している所を見かけ、その夜、問い詰めます。 「お前は根本的なところで、俺を裏切っているんじゃないのか?」 それきり直人は優馬の前から姿を消しました。 ー沖縄ー 土曜日のある日、泉は辰哉に誘われて那覇にきていました。 そこの商店街の路地で、無人島に居た田中を見つけ声をかけます。 それから3人は居酒屋に入り、すぐに泡盛で酔っ払ってしまった辰哉を余所に、2人で楽しく談笑していました。 田中と別れてから、辰哉はフラっと何処かへ居なくなってしまいます。 その後を追いかけるうちに、泉は米兵が集まる路地に迷い込んでしまい、米兵達に口を塞がれ、襲われてしまいます。 「ポリス!ポリース!」と何処からか叫び声が聞こえ、米兵達は逃げていきました。 震えながら木陰に隠れていた辰哉は無残な姿の泉の元へ行き、警察を呼ぼうとしますが、泉に止められます。 「警察に言わないで、誰にも言わないで」 それからというもの泉は心を塞ぎ、家に引きこもって過ごすようになり、辰哉もまたあの夜から自分を悔やみ、苦しんでいました。 辰哉の住む民宿で手伝いに来ていた田中に、襲われた相手が泉だという事伏せて相談します。 すると田中はこう答えます。 「沖縄の味方にはなれないけど、お前の味方にだったら、いつだってなる」 辰哉は田中信じ、田中を頼ります。 田中はまめな時もありましたが、気分にムラがありました。 不機嫌な時は客の荷物にあたることもありました。 辰哉はそれを注意した時、田中は「考えても、自分ではどうしようもないことがある。 」と言い出ます。 実は田中もあの夜、泉のことを見たのだと辰哉に言います。 2人と別れた後、米兵達に襲われる泉を自分も見て、警察を大声で呼ぶ事しか出来なかった、追いかけていったら軍の敷地内に逃げ込まれてしまった、と。 あの時、警察を大声で呼んだのは田中で、彼もあの夜から悩んでいたのでした。 ある日突然、田中が夜中に食堂で暴れて、民宿から逃走します。 ー東京ー 犯人は新潟市内の整形外科で二重まぶたにしたという情報が入ります。 その他には、右頰に並んだ3つの黒子が並んでいる事が特徴的。 優馬はそれを聞き、気が動転します。 それは直人にも右頰に3つの黒子があったからでした。 そんな時に、警察から連絡があります。 「大西直人さんをご存知ですか?」 優馬は知らないと答え、急いで直人の私物を処分します。 ー千葉ー ある雨の降る日、愛子は傘もささず洋平の元へやってきます。 「警察に通報した」と愛子は泣きながら言います。 出勤前に田代のバッグに40万の大金を入れ逃走できるようにした後、電話をしました。 「八王子の犯人じゃないならお昼までに帰ってきて」と愛子は伝えます。 そして田代は帰ってこなかったのでした。 明かされる真実 C 2016 映画「怒り」製作委員会 ー千葉ー 捜査に来た警察に調べられ、その結果、山神と田代の指紋は一致しないことを告げられます。 その事実にその場で座り込む洋平と泣き噦る愛子。 疑ってしまった。 田代は嘘を付いていなかったのです。 その後、行方をくらましていた田代から電話が入り、愛子は田代を迎え東京へと向かうのでした。 ー沖縄ー 翌日、逃走した田中を追って辰哉は無人島の廃墟へ向かいます。 そこで見たものは「怒」と壁に大きく刻まれた文字と「米兵にヤラれている女を見た。 知ってる女だった。 女気絶、マジウケる」と壁に書かれた文字。 廃墟の外では山神が居て、裁ちばさみで自分の顔を傷付ける後ろ姿がありました。 物音で気付いた田中は辰哉の元に近寄り、「俺さ、一目見ただけで自分を信じてくれるかわかっちゃうんだよね。 俺の事を何も知らないのに。 」と、田中を信じて居た辰哉を批難します。 泉の件も田中の嘘でした。 本当は影で笑いながら見ていたのです。 裏切られた辰哉は落ちていた裁ちばさみを拾い、田中の腹を突き刺します。 ー東京ー 以前、直人を見かけたカフェで、直人と話していた女性・薫(高畑充希)に出会います。 「直人がどこにいるか教えて欲しい」 その問いに対して薫は少しずつ直人の話をします。 薫と直人は同じ施設で育ち、兄妹のような関係だということ。 そして先日、心臓が昔から弱かった直人が公園で倒れているのが見つかったこと。 亡くなったこと。 それを聞いた優馬は彼を信じることができなかったことを悔やみ、涙を流します。 事件の真相 ー沖縄ー 警察では山神の情報を持っているという男を尋問していました。 八王子夫婦殺害事件の当日は猛暑日で、山神は日雇いの派遣で指定された場所で待っていたそうです。 いつまで待っても来ないので、電話で問い合わせると、その現場は来週だと伝えられます。 電話の相手が笑っていたと、苛立ちが募らせながら山神は、住宅地で座り込んで休憩をしていました。 そんな時に、山神が座り込んでいた家の妻である被害者・尾木が帰って来て、冷たい麦茶を渡されます。 その見下す行為に、憤怒した山神は妻を殺害し、帰宅して来た夫も手にかけたのでした。 それが事件の真相でした。 後日、その事件の容疑者・山神を殺害したとして沖縄に住む知念辰哉が逮捕されます。 辰哉は警察に対して、こう言います。 「信じていたから許せなかった」 その頃、無人島の廃墟で「怒」の文字を見た泉は、やりようのない感情を沖縄の海にぶつけるのでした。 映画『怒り』の感想と評価 C 2016 映画「怒り」製作委員会 愛した人を信じられなかった絶望的な 哀しさと 辛さと 苦しさが心を震わせ、人を信じることの難しさを痛感させられます。 千葉編、東京編、沖縄編に加えて、警察の動向を見せる膨大の情報量であるのにも関わらず、全てのストーリーに 「この人が犯人なのか?」という軸があり、そこで感じる登場人物の 信用と不信といったような一貫したテーマがあるため、話がとてもわかりやすくなっています。 目紛しく変わるストーリー転換にも最後まで犯人がわからない展開にも、鑑賞者を惹き付ける作りになっています。 鑑賞後は友達同士で語り合いたいと思う 衝動感 と 高揚感は必ずあるでしょう。 特に直人が坂道で弁当の傾きを必死に直そうとするシーンは最高です。 あんな後ろ姿を見たら、優馬じゃなくても抱きしめてあげたくなります。 他にも数多くの良いシーンはありますが、ストーリー、展開もさることながら、要因を作っているのは何と言っても豪華俳優陣と彼らの熱演です。 他の子とは少し違う危うい存在の愛子を演じた 宮崎あおい。 ゲイという設定に薄っぺらさを微塵も感じさせなかった 妻夫木聡。 米兵に犯され心を失う泉を演じる 広瀬すず。 目を背けたくなるようなシーンも全力で映しきった李相日監督の本気度とそれに答えた俳優陣たちにも感動しました。 素晴らしい作品だと思います。 まとめ 吉田修一と李相日が再びタッグを組み、日本アカデミー賞にもノミネートした本作。 信じることで裏切られたときの虚しさと怒り。 疑うことで後悔をする感情。 どれだけ愛する人もただ受け入れるのは難しいことだと知ります。 同性愛や沖縄基地問題、派遣雇用問題など、日本の政治的問題も織り込んでて非常に見応えある映画です。 高畑充希や池脇千鶴、佐久本宝などサブキャストの名演技にも注目です。 鑑賞には体力が入りますが、おすすめです。

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映画『怒り』ネタバレあらすじ結末|映画ウォッチ

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著者吉田修一さん、『念頭にあったのは市橋達也の事件』 この映画の原作『怒り』を書いた吉田修一さんも、この小説のモデルというか、 参考になっていたのは市橋達也の事件だということをインタビューで語っていました。 「念頭にあったのはお察しの通り市橋達也の事件です。 といっても僕は彼の2年半に及ぶ逃亡劇や事件そのものより、目撃情報の通報者に興味があった。 実際、この市橋という人物、大阪の建設会社でしばらく働いていたらしいので、まさか殺人犯だとは知らずに付き合っていた人間がいるということですからね・・。 そう考えると、怖い・・。 まあ、身近にはいないと思うけど・・。 「リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件」とはどんな事件? 詳しい経緯や詳細は他のサイトに譲るとして、この事件の概要だけかいつまんでみたいと思います。 この市橋、かなり身体能力が高いのかな?2回も捜査員から逃げてます。 ・2007年3月、被害者女性リンゼイ・アン・ホーカーさんと同居していた女性から警察に行方不明の相談が。 被害者宅を警察が捜索したところ、市橋の電話番号、メールアドレスなどを書いたメモを発見。 市橋宅に急行。 ・市橋宅にて、本人に事情聴取するも、その場で逃げられる。 逃亡に備えて複数の(9人くらいいたらしい)捜査員を配置させていたが、それでも逃げられた。 ・市橋宅のベランダに置かれた浴槽内部に、被害者の遺体を発見。 ・一旦近隣の住宅地で捜査員に羽交い絞めにされるも、また逃亡。 ・当初100人体制の捜索も150人に拡大、手配ポスターも3万枚配布された。 懸賞金も当初の100万円から、1000万円まで拡大した。 ・逃走初日、立ち寄った東京大学医学部附属病院の障害者用トイレで人相を変えるために自分で整形手術! 鼻翼(鼻の頭の両側の膨れてる部分です)を左右から縫って縮めた。 その後も、自分でホクロを切る、そして下唇を薄くするために切っていたみたいです。 冷静な判断力を発揮してますね。 ここまで冷静に現状を分析して「まずは顔を変えよう!」と判断して、実際に自分で整形が出来るんだから、すごいです。 自分の両親が医師だったことも関係してるんだろうか・。 ・埼玉・群馬・茨城などの北関東周辺を放浪。 ・熱海を経て静岡県の駿河湾付近まで南下。 ・東京から新潟を経て青森まで移動。 青森にととどまらなかった理由は、青森の経済状況が良くなかったので、働くには向いていないと判断したのが理由だそうです。 ここでも冷静・・。 自分だったら心が折れてると思う。 ・一旦大阪に。 しかしこの時点では働かず、そのまま四国へ。 ・四国で香川県高松市から徒歩で徳島県~高知県~愛媛県とお遍路を歩く。 贖罪の意味もあったらしい。 贖罪という部分では、逮捕後、自伝を出版してその利益(1000万円近くあったみたい)を被害者の両親に送ろうとしたが、受け取りを拒否されたみたいです。 反省の意はありそうだけど、なんだか考えが足りないというか、そんなもの受け取る両親いないと思うんだけどね・・。 ・手配写真が増えてヤバいと思い、無人島について図書館で調べ、沖縄県のオーハ島に滞在。 ちゃんと調べるところがすごいです。 この「オーハ島」干潮時には歩いて島まで渡れるらしいので、誰にも見られずに無人島に入れるらしい。 ここまでしっかり調べているあたりも冷静かつクレバー。 ・そのあとは、無人島での生活、沖縄の建設会社、その後はオーハ島と大阪の住み込み労働を繰り返しながら生活。 ・大阪南港フェリーターミナルにて身柄を拘束、逮捕。 スポンサードリンク 逮捕の決め手となった通報は? ・フェリーターミナルの従業員 市橋の逮捕のきっかけとなったのは、神戸市東灘区の六甲船客ターミナルの従業員。 沖縄行き航路に乗ろうとしていた市橋を目撃した従業員が警察に通報して逮捕。 ・名古屋市内の美容形成外科医院 過去の整形を行った患者カルテを見ていたら、気づいて警察に。 その時点で市橋はすでに整形後、一重が二重に、鼻は高くなり、下唇は薄くなっていたらしい。 整形されていたので、そのときは気がつかなかったみたいです。 ・大阪の建設会社からの通報。 市橋が住み込みで働いていた大阪の建設会社からの通報。 素性をあまり確かめずに雇用したため、市橋だとは気がつかなかったという。 指名手配の懸賞金の金額が1000万円ということもあるし、整形後の写真が出回っていたことも大きかったみたいですね。 それでも、大阪で住み込みの仕事、そしてお金をためたら沖縄で無人島生活。 これじゃ見つかるのも時間の問題だったでしょうね。 けど、通報するのも勇気いるよな・・・。 間違ってたらどうしようとか。 でも、1000万円なら、勇気出るかもな・・。 まとめ 今回は、「リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件」と市橋の逃亡経路などについてまとめてみましたが、この市橋、かなり「逃亡」が得意だったみたいですね。 逃亡初日に自分で整形するし、捜査員に羽交い絞めにされても振り切って逃げちゃうし、もともと千葉大学を卒業するなど結構頭も良い。 その頭の良さを他で発揮してくれ。 しかも両親共に医師で、就職しないで親所有の3DKマンションで月15万円の仕送りを受けながら英語の勉強をしていたらしい。 経済的にも恵まれていたみたいですね。 正直、恵まれすぎてて頭ふやけてたんじゃないでしょうか? この事件、『怒り』の一応のモデルになってはいるみたいですが、市橋の殺害の動機や逃亡生活を掘り下げるのではなくて、「逃亡中の殺人犯の、周りにいる人の反応」を描いている作品。 原作の「ヒント」ではあるにせよ、全く別物でした(笑) しかし、自分と親しくなった人が、殺人犯かも知れないなんて、どういう気持ちなんだろうか・・。 それは映画を見てのお楽しみということか・・・。 スポンサードリンク.

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映画『怒り』は実話?モデルになった事件、市橋達也の逃亡生活。

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あらっぽい登場人物 キャスト 紹介 【東京編】• 藤田優馬[妻夫木聡] 同性愛者。 バリバリサラリーマン。 大西を発展場で発掘し、ヒモにする。 大西直人[綾野剛] 殺人犯容疑者。 発展場で藤田と出会い、目覚める。 あるいは目覚めていたのか。 経歴不詳。 【千葉編】• 槙愛子[宮崎あおい] 家出をしてウリをしていた訳ありっぽい女性だったがそこまで深いワケがあるわけではなかった。 かわいい。 田代哲也と交際。 「おとうちゃん!」• 槙洋平[渡辺謙] 不器用な愛子の父。 複雑な想いを秘めている。 田代哲也[松山ケンイチ] 殺人犯容疑者。 経歴不詳だったが、洋平が営む漁業の会社にアルバイトとして雇われなんとか暮らしている。 愛子といい感じになる。 【沖縄編】• 小宮山泉[広瀬すず] JK。 無人島で田中と遭遇。 打ち解ける。 ある日米兵に乱暴され、心に深い傷を負う。 やっぱ在日米軍ってクソだわ。 知念辰也[佐久本宝] 泉に恋心を抱くDK。 泉ちゃんを那覇に連れて行ったことを悔いているが君が飲酒してなかったら多分何も起きなかった。 田中信吾[森山未來] 殺人犯容疑者。 無人島で生活している。 ロン毛。 警察はまぁいっか。 15秒でわかるあらすじ ある夏の日。 八王子で夫婦が殺害される事件が起きた。 その現場には、手のひらに付着した血液で書かれたとされる 「怒」という文字が残されていた。 そんな折、東京と千葉と沖縄の3つの舞台で「山神一也」と思しき人物が。 彼ら三人は身元不詳だったり偽名を使っていたり、無人島に一人で住んでいたりと、一様に怪しさ満点。 やがてその三人は人生のターニングポイントともいえる人物に遭遇し、それぞれの暮らしを営んでいく。 果たして犯人はこの中に存在するのか。 彼らと出会う人々は、葛藤を乗り越えられるのか。 映画俳優の日本代表、和製アベンジャーズと言っても過言ではないキャストが魅せる凄まじい演技はまさに圧巻の一言。 前半パートではそれぞれが内に秘めた「何か」をその行動、言動全てから感じさせてくれます。 愛子ちゃんそんなまっすぐにこっち見ないで。 後半パートでは優馬の涙、愛子の慟哭、洋平の男泣き、泉の叫び。 その全てに感情を揺さぶられ、クラクラきます。 特に筆者に響いたのは妻夫木さんと宮崎あおいさんの演技。 優馬が真実を告げられるシーンは感情の錯綜が静かながらも激烈に表れていて、「やべぇ」と思いました。 宮崎あおいさんに至っては 終始なにかが取り憑いてんじゃねぇか? ってくらいの狂気を感じてこれまたやばかったです。 語彙の貧相さがやばい。 演技でここまで強く感情を揺さぶられるのは初めてじゃないかと思うくらいには響きましたね。 ストーリーがありきたりなミステリーだからこそ、俳優の演技がキラリと光る好例を見せつけられたと感じました。 余談ですが「怒り」のストーリーは市橋達也氏が起こした殺害事件から着想を得られたそうです。 言われてみると似てますね。 無人島生活するあたりとか。 さらに余談なのですが筆者の顔面は市橋達也氏に似ているそうです。 実の両親が言うのだから間違いないのですが言ってて悲しくならないのでしょうか。 「人を信じること」はあまりにも難しい 「怒り」の予告編を見ると登場人物全員に殺人犯の疑いがあるようにリードされていて、「一体誰が??」というミステリー要素が強めの印象を受けます。 しかし蓋を開けてみると犯人候補は三人だけで、比較的特定も簡単。 観ていただいた方は分かると思いますが、「怒り」はミステリー要素は軽めで、皆の人間ドラマがメインの作品でした。 ではどのようなドラマが展開されるのか? それが冒頭でも書いたとおり、 愛する人に殺人犯の疑いがあっても、信じ続けることができるのかということ。 劇中では、おのおのの舞台で殺人犯容疑者と登場人物がゲイカップル、カップル、師弟関係? と、ある一定の信頼関係を築きます。 その中で迫り来る「この人は殺人犯かもしれない」という容赦のない疑念。 一度抱いてしまった疑念は払拭されること無い。 人を信じ続けることがこんなにも難しいのか……と、登場人物それぞれの葛藤が重く激しく鑑賞者にのしかかってきます。 それぞれの「怒り」 今作のタイトルである「怒り」。 単純に他者や物に対して発散する怒り。 愛する人を信じ切れなかった自分自身への怒り。 信じた人に裏切られた怒り。 誰にも打ち明けられず、やり場のない鬱屈とした怒り。 前半パートでは抑えられていたそれぞれの「何か」が、後半パートで爆発します。 その怒りの発露はあまりにも凄まじく、坂本龍一の音楽も相まって美しさをも感じさせます。 辰也が暮らす下宿で働いていた田中はある日、発狂して下宿先の食堂をめちゃくちゃに破壊する。 さながら人間版シンゴジラである。 破壊したのに、田中は逃亡、再び無人島で隠居生活を送る。 辰也が無人島を訪れ、田中の住処を訪れると、壁面には八王子殺人事件の際の壁に書かれていたのと同じ「怒」の文字が。 立ち尽くしていると外でハサミを使いほくろを切り落とそうとしている田中と目が合う。 田中は頬から血を流しながらいつもと同じように辰也と接するが、突如発狂し、辰也を壁に叩きつける。 呆然とする辰也をよそに、目をつむり逆立ちをする田中。 辰也は壁面に書かれていた「泉が米兵に乱暴されていた。 ウケる」という文字を見つけ、激昂。 床に投げ捨てられていたハサミで田中を刺殺する。 田中の死後、山神一也が彼だったことが判明するが、辰也は警察に対し「信じていたから許せなかった」としか供述しない。 泉が無人島を訪れると、必死になって消そうとした痕跡が目立つ例の文を見つける。 泉はやりようのない感情を、沖縄の、透き通った地平にぶつけるしかなかった。 【東京編】 優馬の同僚が立て続けに空き巣に入られていると電話で聞いていると、カフェで女性と談笑している直人を見かける。 優馬は直人に疑いの目を向けてしまい、その話題をした翌日に直人は失踪してしまう。 その折優馬は八王子の殺人犯の報道を視聴する。 直也と犯人の特徴が酷似していることに気づいた優馬は疑いを隠せなくなりつつも直人の捜索を続ける。 ある日、優馬はカフェで直也と談笑していた女性を見かける。 優馬はその女性から、直人の真実を知る。 彼は心臓の病を患っており、公園で一人亡くなっていたという。 また自分の命が長くないことを悟り、優馬に迷惑はかけまいと失踪していたのであった。 彼が身元不詳だったのは、両親を幼少期に失っており、病のおかげで安定した職にもつけないためだった。 真実を知った優馬は一人、声にならない言葉を挙げ、涙を流す。 【千葉編】 愛子と哲也は次第に惹かれあい、同棲生活を洋平に申し出る。 戸惑う洋平だったが、二人の強い意志もあり、承諾する。 しかし、八王子殺人犯の情報が開示されるにつれて、哲也と山神一也が酷似していることに疑いを持ち始めてしまう洋平。 愛子も哲也は自分の全てを打ち明けてくれたと言うが、どうにも疑念は膨らむばかり。 哲也は翌日失踪してしまうのだが、警察の鑑識の結果、哲也は山神一也ではないことがわかった。 哲也は愛子に打ち明けた通り、亡くなった両親の分の借金を掛け持ってしまい各地を転々としているのだった。 ある日、哲也から愛子に電話が入る。 そんな哲也を愛子は引き止め、、連れ戻すことに成功。 唯一のハッピーエンド。 ずるいぞ! 総評:日本の俳優の本気を垣間見える傑作 押し寄せる感情の波がエンドロールでまとめて押し寄せてきて、涙が止まらなくなりました。 彼らが抑えつけていた「何か」を爆発させているときに筆者は「泣くまいぞ」とガッチガチの臨戦態勢をとっていたのですが(みんな泣いてなかったので)、物語が幕を閉じてやっと、こちらが抑えていた思いが発散させられたかのような感覚。 しかもそこらへんは脇役という。 あくまで主役は、キャストの演技。 怒りがオススメな人• 主演陣の誰かが好きな方 最高峰のパフォーマンス発揮してます• 感情揺さぶられたい方• 綾野剛さんと妻夫木さんの裸体を堪能したい人• 田中龍三さんの支持者 やっぱ米兵クソだわ 怒りが合わなそうな人• 人ではありませんが 付き合いたてのカップルやいい感じの人との鑑賞。 病的な雰囲気が苦手な人• ハードな性描写 LGBTなど が苦手な人.

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